こんにちは。
群馬県を中心に整理収納アドバイザーとして活動しております、ぐんま整理収納サポート「ここから」のみずきです。
早めに終活を意識!すっきりキッチン収納!
今回のお客様、まだまだ50代になったばかり。
笑顔が素敵で明るく素敵な奥様ですが、
「終活で・・・」と一番初めにご連絡をいただきました。
お話の中で、今後の生活を意識して「すっきり過ごしたい」という思いがよく伝わってきました。
実は、50代から今後のことを考えて、整理収納することはとっても良いタイミングなんです。
せっかく「終活」という言葉がでてきたので、
・50代からお片付けをオススメする理由についてと、
・キッチン施工事例をご紹介させて頂きます。
「終活の整理収納」実は、50代がオススメ?
50代で整理収納をオススメする理由はいくつかあります。
この「終活」という言葉。
「死ぬ前の準備」ととらえがち。
ですが、前向きにお片付けしてほしいと私は思っています。
「残りの人生を毎日たのしく!」するのが、
お片付けにおける「終活」だと思っています。
①体力があるうちに。
簡潔に言いますと、「からだが動くうちに、きちんと動いておく」ということ。
老前の整理収納と表現することもあります。
やはりいつまでも若くいたいですが、いつかは人間、皆老いてしまいます。
自分で片付けるには、制限時間=リミットがあるのです。
たとえば、介護が必要になってしまった場合、自分で片付けをすることが難しくなってしまいます。
体力があるうちに自分のものは自分で整理しておきたいですね!
②ライフスタイルの変化。
50代になると、お子さんが成長して一人暮らしをすることになったりして、家族の人数に変化があることも。
ライフサイクルやライフスタイルが変化するとき、整理をする良いタイミングともいえます。
たとえば、四人家族が二人家族になった場合、その分、二人分のものは減らさないと、ずっとモノが置かれている状態になります。
物は勝手には減りません。なので、減らすという行為をしないと、ずっとモノが増えていってしまいます。
③判断力に優れている。
50代では、今まで生きていた中での経験をはじめ、色々な角度からモノと向き合うことができます。
特に、整理するときに必要な能力=判断力が非常に重要。
必要なものと不要なものを見極めるためにつかいますが、この判断力も年齢が増すことによって、衰えてしまうんです。
ここでは3つご紹介しました。
この50代のタイミングを逃し、年齢が60代以降になると、精神的にも変化があり、モノが少なくなることが不安だと感じてしまうことも。元気のうちから少しずつ整理をしていくことが大切です。
では、いよいよ今回の施工事例に移りたいとおもいます。
毎日使うキッチンをすっきり整理収納!
今回のサポートは、お試しをかねて、3時間のお時間を頂きました。
元々綺麗にお使いいただいていて、「これで整理収納必要なの?」と思う方もいるかもしれません。
100円ショップの収納を使わせていただき、「もっと今より使いやすく!もっとすっきり!」するキッチンを目指します。
キッチンは、主に奥様が使っている場所なので、ほかのご家族は整理することができません。
(というより、モノの価値がわからないので整理するのが難しいです。)
なので、キッチンは今後のことを考えて、奥様が整理しておく必要があります。
キッチンの右下の開き戸。
こちらにはもともと二段のスペースに、タッパーがいれられていました。
タッパーの量が多めなので、タッパーを持つべき量を見直して、必要なタッパーだけを収納しました。
そうすることで、スペースが生まれ、サランラップを入れる余裕ができました。
また、こういう大きい空間には、プラスチックケースなどで仕切りを設けてあげると、適正量が定まり「とりあえず、つっこむ」状態から
抜け出すことができます。
※使っていないタッパーは、大きさによっては、ほかの収納で使うこともできます。
シンクの下。
こちらもしっかりとモノを整理をして、必要なものだけを置くようにしましょう。
シンクの下には、お掃除用品や水切りボウルをおくと、家事がはかどります。(家事動線を意識)
洗剤は、キッチンで使うものだけを、このシンク下にいれるようにしましょう。
開き戸の場合は、高さがあるので「コの字ラック」をつかったり、「ファイルケース」をつかって、高さを生かしてあげると収納量が増えます。
また、ここでのポイントですが、シンク下は、万が一水漏れしていた場合にすぐ気づけるように、ものをたくさん置くのはやめましょう。
実はある程度の年数がたつと、
「ゴムパッキンの劣化」「排水パイプのナットの緩み」「排水ホースの故障」「排水管つまり」「水栓の故障」などで、水漏れが起こることがあります。
この水漏れに早急に気づければよいのですが、早く気づけない場合、キッチンに使われている木材を傷めてしまいます。
ものがたくさん置かれていると、この発見は遅れてしまうことも。
コンロの下。
コンロの下にはお鍋やフライパンを置くようにしましょう。
このお鍋やフライパン、全て立てる収納にすると、使い勝手がよくなります。
立てるために、ファイルケースやブックエンドを使うと効果的です。
「全て重ねる」から卒業しましょう。
キッチン作業スペース下の引出し収納。
こちら、油や液体の調味料も置く際にも、ファイルケースを活用しましょう。
ファイルケースをしてほしい理由があって、
油などの液体がこぼれてしまったときに、ファイルケース自体をこの中性洗剤で丸洗いできます。
また、引出しは、縦長のものを入れたときに、勢い余って倒れてしまうケースが多いです。
ファイルケースで仕切りを作ってあげることで、倒れるのを阻止することができます。
キッチン作業スペース下の引出しの中段。
こちらには、調味料やお茶セットが入っています。
キッチンの上に置かれている調味料やお茶も、きちんとしまってあげることによって、キッチンの見た目をすっきりさせることができます。
調味料の管理(在庫など)も確認することができます。
ただ、引出しの中にあると賞味期限の意識がさがってしますので、定期的に見直してあげましょう。
キッチン作業スペース下の引出しの上段。
こちらには、キッチンツールがはいっています。
こちらも大きさに合わせて、定位置をきめてあげましょう。
定位置を決めてあげるだけで「なにがないか?」把握することもできます。
整えるだけでもきれいに見せることができますね。
キッチンバックセットの棚収納。
ここの収納は「高さがない&すぐ使えるように」ファイルケースではなく、鍋蓋ケース(ダイソー購入品)を使ってあげると便利です。
いまある収納に合わせて、ただしく収納を使うことが大切です。
なるべくたてて、ストック品を把握しやすくしましょう。
ストック品を把握することで、同じものの無駄買いを避けることができます。
キッチンの上棚収納。
上棚収納の奥まで手が届く人はなかなかいません。
上棚収納は「引出せる収納」にしてあげて、奥行のスペースまでしっかり活用してあげましょう。
主に使用頻度が低いものを、キッチン上に置いてあげましょう。
上から重いものが落ちてきても危険なので、安全面も考慮して使うことが大切です。
まとめ
今回、高崎市にお住まいのA様。
はじめてのおかたづけサポートでした。
とても明るい方で笑顔が素敵な奥様。
私の方がたくさん笑顔もらっちゃいました!
それに、とっても美味しいお昼ご飯まで頂いてしまいました^^
ありがとうございます。
またお会いできることになっています。
次回も楽しみです。