お風呂の床がピンク色になる?
「これってなぁに?」
「カビでしょ?」
実は違います。
「ロドトルラ」という酵母菌=菌です。
そのため黒カビとは違うため、「お風呂のピンク汚れ(菌)」と「黒汚れ(カビ)」は、掃除の方法が少し違うのです。
ピンク汚れをカビだと思って、「とりあえずカビキラーをしている方!」今すぐ、やめてくださいね!
ロドトルラって?
これはカビとは少し違い、空気中に存在し、「水分がある場所」に付着して増殖する菌。
なので、キッチンや洗面所、トイレ、お風呂など、水回り全般は雑菌が繁殖しやすい場所になります。
そして「ロドトルラ」は、カビと比べて繁殖能力が非常に高いんです。おそらくお家でも「黒カビ」より目立ちませんが、よく見かけませんか?
そして繁殖するスピードも早いのがもう一つの特徴!一生懸命お掃除しても、あっという間にピンクになりますよね。
菌が付着してから、ピンク色が目に見えるようになるまで、環境によっても差がありますが、およそ3日だと言われています。
そして、このピンク汚れは「カビ」ではありませんが、「カビがこれから発生するよ!」というサインにもなります。
「カビではないならどうやって落とせばいいの?」
そのままですが、
菌なので、除菌をするんです!
ピンク汚れの予防方法
では、早速「床にできたピンク色の汚れ」を掃除しましょう。
「まずは、お風呂場の天井から!」…「え、床にできるから床じゃないの?」と思う方も多いかと思いますが、カビもそうですが、お風呂の蒸気で舞い上がり、菌が付着するんです。
なので、天井から掃除する必要があります。
せっかく床を綺麗に掃除しても、天井についている菌がいたら、また床がピンクになってしまいますから、お掃除が余計に大変になってしまいます。
また、普通のお風呂洗剤でいいんじゃない?と思うかもしれませんが、お風呂の洗剤は「汚れ落とし」には良いのですが、「除菌」の効果がなかったら、ピンク汚れには意味がありません。
ロドトルラ(ピンク汚れ菌)落としたければ、「除菌=エタノール」を使いましょう!
さっそくお風呂掃除!でもその前に。
お風呂の天井掃除ですが、注意点がいくつかあります。
◎正しいやり方でお掃除しましょう!
天井掃除をする際に「脚立をたてる」のはとても危険なのでやめてください。背が届かない天井掃除にはちょっとした工夫が必要です。(次のお掃除の方法でお伝えします)
また、「まず洗剤を上向きでかけて、シャワーをかけて流す」方がいらっしゃいます。洗剤と水滴が天井から垂れてきます。洗剤もカビも目や口に入ったら、とても危険です。ハウスクリーニングのプロではない、一般な方は、シャワーの水を天井にかけるのはやめましょう。
自己流ではなく、正しいやり方を学びましょう!
◎お掃除の服装はそれでOK?
お風呂の天井を洗う際には、身体をきちんと防護しましょう。目には(水中ゴーグルがあればGOOD)メガネ。口にはマスク。というように、絶対に身体に洗剤が降りかからないように、気をつけてください!それだけでなく、天井近くのカビとりに臨む際には、カビとり洗剤が衣類に付くと、色落ちしますので、汚れても良い服装で臨みましょう!「お風呂出るついでに裸でカビおとし」は危険ですよ。そして、お風呂の天井掃除をした際には、「着替えましょう!」上から落ちてきた菌が洋服に付着します。
◎換気はしっかりしましょう!
浴室や脱衣所など、換気をしっかりとしましょう。長時間作業してしまうと、体調が悪くなってしまうことも。特に、カビ洗剤など強い洗剤を扱うときは、普段よりも「換気」を意識しましょう。
お風呂の天井掃除ってどうやるの?
使うもの
◾柄の長いモップやクイックルワイパー(柄が長い掃除用具)
◾雑巾やお掃除シートなど
◾除菌剤(エタノール、アルコール)
お掃除方法
①クイックルワイパーに取り付けた雑巾、もしくはシートに消毒用エタノールを噴きかける。
※雑巾で拭く場合は多めにエタノールをつけてあげます。
②天井を拭く。
※この時、強くこするのではなく、「除菌剤」を塗るイメージでやってください。強くこすりすぎると浸透しません。
ただこれだけです。
ついでの天井お掃除編
特に、お風呂の天井の四隅はカビが発生しやすい場所になります。天井掃除をするついでに、カビ取りをしてしまいましょう。カビ取り洗剤は、スプレータイプ、液体タイプ、ジェルタイプとありますが、私はジェルタイプをお勧めしてます。
スプレータイプでの注意点
スプレーで広範囲のカビを除去できます。泡タイプなども販売されてますよね。ただ、天井に向かって上向きに吹き付けると、顔や身体にかかってしまったり、目に入ってしまったり、洗剤や菌を吸いこんだりする可能性があります。もし使うときは、天井に直接吹きかけるのはNG!雑巾やシートに吹きかけてから拭き掃除しましょう。しっかりふき取ることを忘れずに!
液体タイプでの注意点
カビ取り材は、衣類につくと白く色が抜けてしまいます。天井に塗った液体が衣類に付着すると、衣類の付着した所の色が抜けてしまい、せっかく素敵な洋服がダメになってしまうことも。液体タイプでお掃除するときは、スプレータイプ同様、目にはいらないように注意していただくのと、汚れても良い服装で掃除をしましょう。
ジェルタイプでの注意点
スプレータイプや液体タイプやに比べ、下に落ちにくいので掃除がしやすい!また、しっかり塗れます。それに、ジェルタイプは全体的にカビ取り力に優れ、強力!唯一のデメリットは、価格が少し高いというところでしょうか。ジェルタイプの場合、黒カビにしばらくジェルをおき、ブラシ等でこすって、しっかり拭き取る。ただ、スプレーや液体タイプより、ジェルは落ちにくいですが、多少重力で垂れてきます。こちらも汚れてもよい服装でお掃除しましょう。
私がオススメしている「カビとり洗剤」はこちら!
一回使うと、本当にこれ以外使えなくなります(笑)
まとめ
お風呂掃除はとても大変なお掃除場所です。
あまり一度に無理しないように、普段からのお手入れを見直しましょう。
普段カビができにくい環境をつくるため、換気をする。
ピンク汚れができにくい環境をつくるため、水分をふきとる。
毎回お風呂をでるたびに、少し拭く習慣をつけるだけで、だいぶお掃除が楽になります。
浴室に置かれているバスチェア・洗面器・ボトルなども、汚れに気づいたら「ささっと中性洗剤で洗う」こと。
まいにちの積み重ねが非常に大切です。
汚れには汚れにあう洗剤を。
お風呂掃除をハウスクリーニングで定期的にお願いするのも良いかと思います◎
汚れをよく理解しており、その汚れにきく洗剤で、しっかりきれいにしてくれます!
「カビ予防」をしてくれるイメージです。
何度もハウスクリーニングやさんのお風呂掃除を見ていますが、お金を払うだけの価値があります。
気になる方はぜひご相談ください。
長くなりましたが、
お風呂の「ピンク汚れ」についてでした。