こんにちは。
群馬県を中心に整理収納アドバイザーとして活動させて頂いております、ぐんま整理収納サポート「ここから」のみずきです。
新年一番の依頼は太田市にお住まいのA様邸でした。
ありがとうございます。
小学生と中学生のお子様二人の力も借りてのお片付けサポート!
二人ともとっても良い子で、よくお手伝いしてくれました!
施工事例紹介
今回はアパート和室のひと部屋、お片付けをさせていただきました。
お片付け手順
まずは、床にあるものからスタート!
まずは、衣類が多かったので、衣類を整理します。
この時、「必要か?必要でないか?」を見極めていきます。
お子様自身にも見極めて頂きました!(ただ捨てる前にはお母さんに確認してもらいましょう!)
お子様自身がお洋服などを整理することって、実はすごく良いことなんです。
「お洋服を整理する=ものを区別する力がつく」ことに繋がります。
お子様ご自身で「必要か?必要でないか?」判断することにより、決断力がつき、今後の人生で悩んだり、困ったりしたときにも自分自身で考え、解決しようとすることができます。
この力は「整理する」ことでトレーニングになり、その力を身につけることができます。
箱もの、袋の中のものを全て出す!
床にあるものがある程度片付いたら、次にやること!
引っ越しの段ボールなど、「箱や袋をどんどん空けていきます。」
床から片づける理由として、これらを「床に出すだめのスペースが必要」になるからです。
床のスペースを作ったのち、作業することで作業しやすく、一度にいろいろなものを出すことで、分類するのが楽になります。
一つずつ作業してしまうと、
「また追加でコレがでてきてしまった。せっかくしまったのに。」という状態に陥ります。
整理をするときは「整理したいお部屋のものを把握すること」が重要。
めんどくさがらず、どんどん箱もの・袋ものを出していきましょう!
収納を考える!
ある程度、整理をして「必要か・必要でないか」を見極め、
お部屋に何があるかを把握できたら、収納スペースを分析します。
収納スペースの分析の時には、
「いまご自身が何を持っているか?」
「何を今後しまっていきたいか?」
「どれを優先して使いたいか?」
「何をしまいたいか?」を考える必要があります。
皆さんひとりひとり「生活のスタイル」「大事にしたいもの」「こだわり」などは違います。
なので、素敵な収納だなと思って真似ると使いにくくて失敗してしまうことが多いのです。
なので、お客様には多くの質問をします。
「何をどこにしまいたいですか?」
「洗濯ものはどちらでされますか?」
「お子様のものはどうしてますか?」など。
それによって、
「ここにこのように置くのはどうですか?」
「こっちとこっちなら、どっちの方がいいですか?」
と収納するものや収納スペースを確保します。
なので、「これはここがいいんです!なぜなら、こうだから!」という意見大歓迎!
お客様が「使いにくい収納」だと意味がないからです。
最後に分類して収納しまう!
リビングを綺麗にしたいのならリビングの収納を見直しします。
キッチンを綺麗にしたいのならキッチンの収納を見直しします。
そして分類をつくります。
分類はご自身で考えることが大切。
「思い出」ひとつでも分類ができるからです。
ご自身の思い出・お子様の思い出という「ヒト」ごとで分けるやり方。
小学校までの思い出・中学校までの思い出という「モノ」ごとで分けるやり方。
分類の仕方はさまざまあるからです。
このように分類したものを、収納におさめていくと指定席の完成です。
※ポイント
大きな収納に、「少しのモノをいれる」分類だとスペースが勿体ないですよね!
容量をみながら、分類をすることが大切。
分類したものが収納の容量からあふれてしまう場合
・容量内におさめるために、再度「必要か?必要でないか?」分析して、収納する。
・今後増えるのであれば、どれくらい増えるかある程度予測をたて、もう少し収納スペースを確保。
押入れ収納のポイント
今回は、和室にある収納=押入れとスチールラックを見直し、お部屋をすっきり片づけました。
A様のお家全体として収納は押入れ収納など、非常に大きい収納が多く、あちこちに収納があるのではなく「集中収納」なので、実はすごく使いこなすのが難しいんです。
特に押し入れ収納は、「奥行きと高さ」があるので一番難しい収納。
「奥行きと高さ」をきちんと生かすことができれば、収納量はかなり多くなります。
以下の写真が押入れの中の様子。
左側の方が、扉を開けやすく、よくお使いになられるので、左側によく使うものを。(衣類系)
右側には、ストック品や頻度が低いものを収納。(思い出関係・お家管理系)
奥行を活用するのであれば、奥行のサイズが押入れにあう収納をオススメします。
衣類をしまうのであれば、奥行がひろい引出し収納がオススメです。
(A様は現在、スタック収納を衣類収納として場所を確保しています。
衣類の整理をして、足りないようであれば奥行がある引出し収納をオススメ。)
スタック収納については、以前こちらに記事を別で書かせていただいております。
ミシンを使うときに使う道具は、ミシンの近くに保管しましょう。
ミシンとその道具をセットにしておけば、すぐに作業に取り掛かれます。
このことを整理収納でいうと「グルーピング」といいます。
よく家計簿セット・お裁縫セットなどで使います。
思い出関係のものはフタつきボックスで保管しましょう。
大切な思い出関係のもの。
見返すときに「ホコリ」をかぶっていたらどうでしょう?
状態が悪くなっていたら、悲しくなりますよね。
こういうものはフタつきのケースで管理すると便利です。
たまにしか使わないバックの収納もフタツキボックスが便利!
使わないバックって、あちこちに置きがちなんです。
いざ旅行で使おうと思ったときにバックが見つからない・・・なんてことも。
ケースでまとめておくことで、ホコリをかぶることなく保管することができ、旅行の長さなどによってバックを選ぶことができます。
1年に1度しか使わないイベント系は天袋へ。
たとえば、クリスマスの飾りなどです。
天袋を活用すると、普段よく使うスペースを「よく使うもの」に、スペースを譲ることができます。
※ただし、重いものはやめましょう!
スチールラック収納のポイント
棚ごとに分類してあげると統一感がうまれます。
アルバム関係の棚・勉強関係の棚・学校関係の棚というように、棚ごとに管理することで、「出したら戻しやすく、何がどこにあるかわかりやすく」なります。
そして、よくつかうものを腰高(真ん中)。使用頻度がひくいものは上などで、分けてあげると便利です。
まとめ
ざっと思い当たることをまとめさせて頂きました。
大切なのは「どのように暮らしたいか?」「どのように収納したいか?」なんです。
A様はとても勉強熱心な方で、お子様のこともよく考えていて、本当に「すごいな~」の一言!
そんな母親になれるように、私も頑張らなきゃ!と思いました。ありがとうございました。
また次回も楽しみにしております。